大磯ロングビーチのダイビングプールには、1m、3m、5m、10mという4段階の高さが用意されています。これだけの高低差を持つ飛び込み施設を一般開放しているレジャー施設は全国的にも極めて稀少です。
飛び込み競技用の基準に準拠し、飛び込みエリアのダイビングプール水深は5.0mという深さが厳格に保たれています。水底への頭部激突を防ぐ構造設計が施されているものの、高所からの着水には物理的なリスクが常に伴います。
物理演算上、高さ10mからの自由落下では着水時の速度が時速約50kmに達します。この速度で水面に身体を打ち付けると、水圧によって鼓膜穿孔(こまくせんこう)や広範囲の皮下出血、胸部打撲を引き起こす危険性があります。施設側が水深5.0mを確保しつつ、飛び込み姿勢を「足からの直立着水(ペンシルジャンプ)」に限定しているのは、流体力学的な衝撃から利用者の身体を守るための必然的な安全設計です。