筋トレ後の入浴は一律に全員同じやり方で良いわけではありません。トレーニングの目的や個々の身体特性によって、湯船にしっかり浸かるべき人と、シャワーのみで慎重に対処すべき人に二極化します。
湯船でのしっかり入浴が向いている人
- 翌日の全身疲労や倦怠感を残したくないデスクワーカー:ぬるめの微温浴による浮力効果(体重の約10分の1になる)が関節や脊柱の緊張を解放し、深いリラクゼーションをもたらします。
- 就寝時の睡眠の質を高めたい人:入浴によって一時的に深部体温を上げ、入浴後90分かけて体温が急降下する落差を利用することで、成長ホルモンが大量分泌される深いノンレム睡眠へ導かれます。
- 中強度以下のフィットネス・有酸素運動を行っている人:過度な筋線維破壊が起きていないため、血行促進による代謝アップのメリットを最大限に享受できます。
直後の入浴を避けるべき・シャワーに留めるべき人
- 純粋な筋肥大・バルクアップを最優先するハードトレーニー:筋肉の初期炎症を無理に温めることは避け、30分以上のインターバルを厳格に設けるか、当日はぬるめのシャワーのみで済ませる選択が堅実です。
- 高血圧傾向のある人・循環器系に不安があるシニア層:高強度の無酸素運動直後は血管抵抗が不安定です。湯船の水圧と熱による血圧の急変動は脳貧血や不整脈の引き金になり得ます。
- 極度の脚トレ(スクワット等の大筋群追い込み)直後の人:下半身に血液が滞留しているため、湯船から立ち上がる瞬間に重篤な起立性低血圧を引き起こすリスクがあります。完全に脈拍が落ち着くまで安静を保つ必要があります。