ももかんとは?激痛の正体と由来・放置厳禁な理由と治し方を徹底解説

ももかんとは?激痛の正体と由来・放置厳禁な理由と治し方を徹底解説

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かつての運動部員たちの回顧録や、現代のSNS・知恵袋の投稿を調査すると、ももかんに対する危険な誤解が今なお根強く残っている実態が浮き彫りになります。

「昭和の部活では『ももかんを食らったらすぐに患部を親指で強く押し込み、血を揉み散らせ』と先輩や顧問に指導された。痛みに耐えて揉まれた結果、翌日には太ももが倍近くに腫れ上がり、歩行不能になって病院へ運ばれた」「痛みを我慢してランニングを続けたら、しこりが半年以上消えなくなった」といった生々しい被害告白は枚挙にいとまがありません。

断裂した筋繊維を力任せにマッサージすることは、火に油を注ぐように再出血を誘発し、骨化性筋炎を人為的に作り出す最悪の行為です。強い指圧やフォームローラーによる患部の直接ローリングは、急性期においては絶対に避けなければなりません。

また、回復過程におけるストレッチの再開時期についても慎重な見極めが求められます。早く復帰したい焦りから、痛みを我慢して強引に太ももを伸ばす選手が後を絶ちませんが、引き裂かれた筋繊維が癒合する前に過度な伸張ストレスをかけると、組織が再断裂を起こします。

ストレッチを開始する安全な基準は、「日常生活での平地歩行において完全に痛みが消えた段階」です。うつ伏せに寝た状態で、手で足首をゆっくりとお尻に引き寄せるような静的ストレッチから導入し、痛みスケール(10段階)で「2以下」の張りを感じる程度の弱い負荷から徐々に再開するのが鉄則です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。