気象庁が公式に認定している国内観測史上最高気温の頂点に君臨しているのは、41.1℃という驚異的な数値です。この記録は、2018年7月23日に埼玉県熊谷市で、そして2020年8月17日に静岡県浜松市でそれぞれ観測され、現在も歴代1位タイ記録として気象年表に刻まれています。
かつて日本の最高気温記録といえば、1933年7月25日に山形県山形市で観測された40.8℃が約74年間もの長きにわたり王座を維持していました。しかし、2007年8月16日に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市が40.9℃を叩き出して記録を更新すると、2013年8月12日には高知県四万十市(江川崎)で41.0℃を記録。さらに2018年、2020年とわずか数年のスパンで41.1℃へと塗り替えられました。さらに近年の2020年代半ばにかけても、群馬県伊勢崎市や桐生市、栃木県佐野市などで40℃台後半に迫る記録的な酷暑が頻発しており、記録更新の足音は常に列島を脅かしています。
過去数十年の40度超え猛暑日データを時系列で比較すると、昭和から平成初期にかけて40℃以上の観測は「数十年に一度の異常気象」でした。ところが2010年代以降、40℃超えはほぼ毎年の定例イベントへと変貌を遂げています。気象庁公式記録まとめを精査すると、歴代上位20地点の大半が2000年代以降の記録で占められており、日本の夏そのもののステージが一段上がったことを冷酷なまでに証明しています。