イベント参加にあたって最も関心が高い要素の一つが、会場のキャパシティと客席からの視界環境です。公式図面および設計仕様によると、長崎ブリックホール大ホールの総客席数は最大2,002席(1階席1,438席、2階席564席 ※オーケストラピット使用時は1階席数が変動)を誇り、長崎県内でも最大規模を誇る多目的ホールとして稼働しています。
長崎ブリックホール座席表を確認すると、ホール全体は扇形とシューボックス型の長所を融合させた設計となっており、音響反射板の緻密な配置によってアコースティックな響きを隅々まで届ける工夫が凝らされています。気になる「長崎ブリックホール見え方」について、客席エリアごとの特徴を深掘りしていきましょう。
まず1階席の前方ブロック(1列〜10列付近)は、ステージとの距離が非常に近く、演者の息遣いや細かな視線の動きまで肉眼で克明に捉えられます。ただし、最前列付近は舞台を見上げる角度が強くなるため、長時間の鑑賞では首への負担を考慮しておく必要があります。1階中央ブロック(11列〜22列付近)は、視界の高さとステージ全体のパノラマ感が最もバランスよく調和する「音響・視界の特等席」といえます。後方ブロック(23列以降)になると傾斜がしっかりついて前の人の頭が視界を遮りにくくなる反面、ステージまでの実距離は約30メートル以上に達するため、表情を細部まで楽しみたい場合は双眼鏡を携帯するのが無難です。
一方、2階席は階層としての高さがあるものの、計算された急勾配の階段状配置が採用されています。そのため「前の座席の人が邪魔で見えない」というストレスは極めて少なく、舞台全体の照明演出やフォーメーションチェンジを鳥瞰(ちょうかん)するには絶好のポジションです。ただし、2階最前列の手すり付近は安全基準を満たすためのバーが設置されており、座高によっては視界の下部にわずかに手すりが干渉するケースがあります。2階中後列からの鑑賞においては、表情の判別には8倍から10倍程度の防振または高倍率オペラグラスが欠かせません。
また、同館には大ホールのほかに国際会議場(最大400名収容)や各種会議室、練習室が併設されています。国際会議場はフラットフロアまたは可動式客席を備え、講演会や室内楽、シンポジウムなどに特化したクリアな視界と明瞭な音声明瞭度を誇っています。