神奈川の水がめ宮ヶ瀬ダムは枯渇寸前?貯水率の真相と取水制限のリスク

神奈川の水がめ宮ヶ瀬ダムは枯渇寸前?貯水率の真相と取水制限のリスク

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神奈川県内の水資源がどれほどのスケールで管理されているのか、主要4ダムの諸元と役割を整理しました。数値を比較することで、宮ヶ瀬ダムがいかに飛び抜けたキャパシティを誇っているかが一目瞭然となります。

ダム名(貯水池)水系・河川名有効貯水容量管理主体渇水対策上の戦略的役割宮ヶ瀬ダム
(宮ヶ瀬湖)相模川水系
中津川約1億8,300万m³
(県内最大)国土交通省
関東地方整備局首都圏屈指の貯水量を誇る中核要塞。道志川・津久井湖との導水管で水を自在にやり取りする。相模ダム
(相模湖)相模川水系
相模川本川約4,820万m³神奈川県企業庁昭和22年完成の歴史的ダム。本川上流の水位を調整し、下流の城山ダムと連携して安定供給。城山ダム
(津久井湖)相模川水系
相模川本川約5,120万m³神奈川県企業庁純揚水発電や横浜・川崎への水道直結拠点で、宮ヶ瀬ダムと地下導水路で相互接続する結節点。三保ダム
(丹沢湖)酒匂川水系
河内川約5,450万m³神奈川県企業庁西湘地域および県央・湘南地域を支える第2の柱。相模川水系が逼迫した際の最重要リリーフ。

この表から分かる通り、宮ヶ瀬ダムの有効貯水容量は相模ダム、城山ダム、三保ダムの3つを束ねた容量を遥かに凌駕しています。宮ヶ瀬ダムが満水に近い状態を保っている限り、県全体の水資源バランスが一気に崩壊することは工学的に極めて起こりにくい仕組みになっています。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。