2000年代後半から2010年代半ばにかけて同社を率いた飯島彰己は、資源ビジネス全盛期における同社の圧倒的な存在感を決定づけた人物だ。鉄鉱石や石炭、LNG(液化天然ガス)といったエネルギー資源権益の獲得に精力的に動き、世界的な資源バブルの波を捉えて圧倒的な収益力を構築した。
もっとも、飯島の功績は資源獲得にとどまらない。「資源偏重」と揶揄されたリスクに対し、非資源分野の育成やリスク管理体制の高度化に早くから着手していた。巨額のキャッシュフローを生み出す「強い物産」を強固にしたこの時代は、グローバル市場における同社の地位を確固たるものにした。