麻雀で東西南北ではなく「東南西北」と呼ぶ理由と席順の謎を徹底解明

麻雀で東西南北ではなく「東南西北」と呼ぶ理由と席順の謎を徹底解明

麻雀で東西南北ではなく「東南西北」と呼ぶ理由と席順の謎を徹底解明の重要ポイントをご紹介します。最新トレンドが詰まっています。

私たちが普段使い慣れている「東西南北」という言葉は、対向する方位をペアにして空間軸を把握する概念に基づいています。一方、麻雀で使われる「東南西北(トンナンシャーペー)」は、空間の広がりではなく「時間と太陽の運行」を基準に生み出された配列です。

麻雀の起源とされる19世紀の中国(清代末期)において、方位は古代からの自然哲学である陰陽五行思想や天文学と密接に結びついていました。太陽は東から昇り(朝・春)、南で最も高く輝き(昼・夏)、西へ沈み(夕・秋)、北の暗闇を経て(夜・冬)再び東へ巡るという円環構造を持っています。この自然界の絶対的なサイクルを牌の順番として定めたため、麻雀では東西南北ではなく東南西北の並び順が絶対のルールとして受け継がれてきました。

風牌の読み方についても、中国語(主に華北地方や明清期の官話)の発音に由来しています。

  • 東(トン):太陽が昇る始まりの方角。ゲームのスタートである「東場(トンバ)」および「親」を象徴。
  • 南(ナン):太陽が最も高い頂点の方角。「南場(ナンバ)」としてゲーム後半の主戦場を構成。
  • 西(シャー):日が沈む方角。中国語の「西(Xī)」の音が日本麻雀の現場で定着。
  • 北(ペー):太陽が見えない夜の方角。中国語の「北(Běi)」に由来し、日本では「ペー」と発音。

字牌の中でもこれら4つの風牌は、単なる記号ではなく「宇宙の循環サイクル」を卓上に再現した象徴として設計されています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。