当時の反発が時間の経過とともにどのように変化したのか、完結から数年を経た現在のコミュニティの反応を検証すると、評価は「名作たる大団円」へと大きくシフトしています。
大手レビューサイトやSNS(X・旧Twitter)におけるリアルな声を見てみると、次のような客観的な声が多数を占めています。
「リアルタイムで読んでいた時は新が不憫でならなかったけれど、1巻から通読し直すと、千早が挫折したとき、泣いたとき、迷ったときにいつも隣にいたのは間違いなく太一だった。太一エンド以外はあり得なかったと納得した」(20代女性ファン)
「新はかるたの頂点に立ち、祖父の呪縛を超えて自分の足で立つことができた。太一は千早の愛を手に入れ、千早はクイーンになった。3人全員が『欲しかったもの』ではなく『人生に必要な自立』を手に入れた結末に鳥肌が立った」(30代男性ファン)
競技かるた界の関係者からも、「単なる恋愛成就で終わらせず、若宮詩暢の孤立や周防名人の生きづらさなど、現代のトップアスリートが抱えるメンタルヘルスの課題にまで踏み込んだ点は、スポーツ漫画としても金字塔である」と極めて高い評価が下されています。