友情タトゥー以前から、自らの身体をキャンバスとして生きてきたのがジョングクとジミンです。特に末っ子のジョングクのタトゥーは、2019年の長期休暇明けに初めて目撃されて以来、ネット上で激しい議論の的となってきました。
ジョングクの右腕に刻まれたタトゥーは、2026年から2026年にかけてPolyc氏の手によって大規模なカバーアップ(修正・リメイク)が施され、現在見られるような極めて完成度の高いアートワークへと進化しました。かつて一部で「粗削り」と批判された箇所は鮮やかな色彩と繊細なラインで再構築され、彼の人生観を物語る壮大な叙事詩となっています。
ジョングクの右手に刻まれた最も象徴的な刻印が、指の関節に並ぶ「ARMY」の5文字です。この文字には重層的な意味が込められています。「A」は上下逆さまにするとV(テヒョン)の頭文字になり、「RM」「MY(ミン・ユンギ)」、さらに薬指の「J(ジン、ジミン、J-HOPE、ジョングク)」と、ファンの呼称の中にメンバー全員の存在が美しく内包されています。さらに、紫のハートマーク、王冠のモチーフ、BTSのデビュー日である「0613」が手の甲を埋め尽くしています。
前腕部へ目を移すと、9月1日の誕生花である「虎百合(タイガーリリー)」と、その花言葉である「Please love me(私を愛してください)」のレタリングが目を引きます。さらに、カート・コバーンの名言であり自身の座右の銘でもある「Rather be dead than cool(情熱を失って生きるくらいなら死んだ方がマシだ)」というテキスト、音楽の原点を示すマイク、自らが生まれた時間を指す時計など、ジョングクという表現者の血肉となった要素が隙間なく配置されています。
一方、ジミンのタトゥーは、極めてミニマルでありながら深い詩情をたたえています。最初に確認されたのは、2018年頃から話題となった右脇腹の「NEVERMIND」です。花様年華シリーズの名曲タイトルであり、「気にするな、前を向いて走れ」という自戒のメッセージは、彼がスランプやプレッシャーに直面するたびに自らを鼓舞するお守りとして機能してきました。
さらに左手首の「13」(自身の誕生日である10月13日とBTSのデビュー日である6月13日を兼ねる)、両肘の裏側に刻まれた「YOUNG」と「FOREVER」もファンの涙を誘いました。そして、背骨に沿って美しく配列された「月の満ち欠け(月齢タトゥー)」は、ファンの創作したファンアートをVがジミンに見せたことがきっかけで誕生したという、ファンとアーティストの境界を超えた共同創作のエピソードを持っています。