池田礼子氏の歩みを語るうえで欠かせないのが、徹底した国際教育と人道支援の現場で培われたプロフェッショナルとしての実績です。
幼少期からモスクワ、ニューヨーク、東京と父の赴任に伴い世界各国を転々とし、田園調布雙葉学園を経て慶應義塾大学文学部哲学科を卒業。その後、スイスのジュネーヴ大学大学院(国際関係高等研究所)に留学し、国際関係論の修士号を取得しました。
大学院修了後は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所や国連児童基金(UNICEF)東京事務所などで上級職員として勤務。過酷な難民問題の啓発や発展途上国の児童支援プロジェクトにおいて、語学力と調整能力を駆使して現場と政策をつなぐ要職を歴任しました。
双子の妹である渋谷節子氏(東京国際大学教授・文化人類学者・翻訳家)が学術・言論の世界で独自の地位を築いたのと同様に、池田礼子氏もまた「国際援助の実務家」として実力でキャリアを切り拓いた点が際立っています。