カリスマとしての地位を不動のものにしていた小林麻美でしたが、1991年、突如として芸能界からの完全引退を発表します。37歳での電撃引退の理由は、芸能事務所「田辺エージェンシー」の代表取締役社長である田邊昭知氏との結婚と長男の出産でした。
関係者の証言や当時の報道資料によると、二人の出会いは1970年代初頭、彼女が10代の少女だったデビュー当時にまで遡ります。田邊氏はザ・スパイダースの元リーダーであり、芸能界屈指の影響力を持つ実力者。二人は実に約17年間もの長きにわたって極秘交際を続けていました。週刊誌の徹底的な追跡を逃れ、私生活を一切表に出さなかった背景には、芸能界の力学と、関係性を純粋に守り抜こうとする強固な意志がありました。
電撃引退に際し、彼女は未練を一切見せることなくすべてのレギュラー番組やモデル契約を降板。華やかなスポットライトを捨て、「主婦として、そして母親として家庭を第一に守る」道を選び取ったのです。この潔すぎる引き際は、当時のファンや芸能関係者に計り知れない衝撃を与えました。