歌舞伎で「見栄を切る」驚きの理由!寄り目の真相と名場面の鑑賞術

歌舞伎で「見栄を切る」驚きの理由!寄り目の真相と名場面の鑑賞術

歌舞伎で「見栄を切る」驚きの理由!寄り目の真相と名場面の鑑賞術に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

Q1:「見栄を切る」の「切る」にはどういう意味があるのですか?
A1:ここでの「切る」は、物事をはっきりと際立たせる、動作を鮮やかに完結させるという意味を持ちます。「啖呵(たんか)を切る」「舵(かじ)を切る」「クロスを上げる」などの表現と同様に、連続する芝居の動作をピタリと断ち切ってポーズを際立たせる所作から名付けられています。

Q2:役者があの寄り目を長時間続けても目は痛くならないのですか?
A2:歌舞伎役者は幼少期からの過酷な訓練によって、眼球を自在にコントロールする高度な目の筋肉の使い方を体得しています。ただし、見得で寄り目にして静止する時間は実際には数秒程度であり、長時間静止し続けるわけではありません。極限の集中力で一瞬だけ異次元の眼力を生み出しています。

Q3:一般の初心者が劇場で「大向う(掛け声)」をかけても大丈夫ですか?
A3:掛け声自体に法的な禁止はありませんが、初心者による不用意な発声は推奨されません。大向うは役者の息遣い、ツケ打ちの音、台詞の間合いを熟知した専門の「大向うの会」などの熟練者が、舞台進行を計算し尽くして発声しています。初心者はタイミングよく力強い「拍手」で舞台を称えるのが最もスマートな楽しみ方です。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。