2人の絆の深さを語る上で欠かせないのが、幼少期の過酷な家庭環境と、下積み時代の同居生活です。
自著や各種インタビューで明かされている通り、伊藤家は幼少期に父親の会社が倒産・失踪したことで住む家を失い、一家離散して車上生活や親戚宅を転々とする極貧生活を経験しました。女手一つで育ててくれた母親と伯母を支えるため、沙莉さんは9歳から子役として働き、家族の家計を支えてきました。
大人になり、俊介さんが芸人として下積みを続けていた時期、2人は都内のマンションで同居生活を送っていました。当時の家賃格差と生活の実態は、まさに妹による「実質的な扶養」に近い状態でした。
- 当時の家賃負担:総額約26万円のうち、売れっ子だった沙莉さんが約22万円を支払い、俊介さんは「4万円」のみを負担(バラエティ番組では俊介さんが自虐的に『4万の男』と名乗るネタに)。
- 沙莉さんのスタンス:「兄はお金がないだけで、誰よりも面白いし絶対に売れる」と信じ、不満を漏らすことなく家計を支え続けた。
- 同居解消の瞬間:オズワルドのブレイクに伴い俊介さんの収入が増加したことで、芸人仲間とのルームシェアへ移行し、円満に同居を卒業。
過酷な逆境を幼い頃から共に生き抜いてきたからこそ、損得勘定を超えた強固な信頼関係が育まれていたことが分かります。