再流行の熱狂がある一方で、SNS上を検索すると「マレットヘアはダサい」「近寄りがたい」といったネガティブな意見が散見されるのも現実です。ネットの評判と反応をリサーチすると、否定的な印象を抱く人の多くが、1980年代の暴走族やヤンキースタイル、あるいは当時のプロレスラーのような野暮ったい風貌を連想していることが浮き彫りになります。
マレットヘアがダサいと言われる理由を技術的な観点から掘り下げると、明確な3つの原因に行き当たります。
第1に、「サイドと襟足の質感の不一致」です。サイドを中途半端な長さに残したまま襟足だけをすだれのように伸ばすと、手入れを放棄して伸び散らかしたかのようなだらしない印象を与えてしまいます。
第2に、「トップのボリューム不足」です。頭頂部がペタッと潰れているのに襟足だけが横に広がっていると、頭部のフォルムが崩れ、顔が大きく見えてしまいます。
第3に、「スタイリング剤の不使用」です。マレットヘアはカットラインのエッジが命のスタイルであるため、ノーセットのまま放置すると清潔感が失われ、周囲に強い違和感を与えてしまいます。つまり、失敗の原因は髪型そのものの構造ではなく、現代的なプロポーション調整と毎日のスタイリングが欠落している点にあります。