かつて「日本一の渋滞名所」として恐れられた大和トンネル(神奈川県大和市)周辺。拡幅工事や車線運用の見直しによってサグ部での自発的な速度低下は一定程度抑えられたものの、混雑の根本解決には至っていない。ボトルネックの位置がわずか数キロ先へとスライドしただけだ。
現在、ボトルネックの主役に躍り出たのは綾瀬スマートICおよび海老名JCT周辺である。圏央道からの流入交通量が2025年比で12%増加したことが直接の要因だ。合流部での強引な割り込みや速度調整の失敗が連鎖反応を引き起こし、後方数十キロに及ぶ停止ブレーキの波を生み出している。専門家は「インフラの局所的な改良だけでは、全体の交通容量の限界を突破できない」と指摘する。