SNSやファンコミュニティで頻繁に交わされる「Zepp羽田の後方は見えない」という噂の真相に迫ります。結論から申し上げると、「平坦エリアの後方」は極めて見えにくく、「段差の上の後方」は驚くほど明瞭に見えるという二面性が存在します。
見えにくいと評価される最大の構造的要因は、1階フロア前方の床勾配がないフルフラット設計にあります。フロアの奥行きはおよそ30メートル。前方エリアは傾斜のない平坦な床が続くため、自分の前に平均身長以上の観客が2〜3人重なるだけで、ステージ中央に立つ演者の胸から下が完全にブラインドとなります。
さらに、Zepp羽田は横幅が比較的ワイドに設計されているため、上手(右側)・下手(左側)の端へ寄るほど、巨大な吊り下げスピーカーや照明機材の死角に入りやすくなります。前方に入れたとしても、端のポジションではステージ奥のドラムセットやキーボードの演奏姿が見切れてしまうケースが少なくありません。これが「前に入ったのに満足に見えなかった」という不満の声を生み出す構造的な正体です。