競輪ファンコミュニティやSNS上では、「いわき平=直線が長いから先行選手は絶対に切るべき」といった極端な意見が見受けられます。しかし、これは危険な思い込みです。
実際のレース傾向を深掘りすると、先行ラインがマイペースで逃げた際、番手選手が後続を厳しく牽制(ブロック)することで「差し=1着・逃げ=2着(スジ決着)」で手堅く収まる比率が非常に高いという事実があります。先行選手が完全に沈むのではなく、2着に残る確率は約17%〜20%を維持しており、単純に先行をすべて軽視すると高配当のチャンスを逃すことになります。
また、「ナイター開催は冷え込むため重いバンクになる」という定説についても、いわき平の特殊な換気構造が関係します。日没後は気温低下に伴いバンク表面が硬く締まり、走路抵抗が減る一方で、内側からの冷気の吹き上げによって風向きが激変します。「昼は穏やかだったが夜になると急激に捲りが不発になる」といった現場特有のコンディション変化に注意が必要です。