「ブラックリスト状態でも消費者金融の審査には通るのか?」「中小なら通るという噂は本当なのか?」という疑問に対する率直な答えは、「大手消費者金融では100%に近い確率で審査落ちするが、独自審査の中小消費者金融であれば現在の返済能力次第で可決される可能性がある」となります。
なぜこのような極端な対応の差が生じるのか。その根本的な理由は、融資のスクリーニングシステムの違いにあります。
アコムやプロミス、アイフルといった大手消費者金融は、月間数十万件に及ぶ膨大な申込を処理するために自動スコアリングシステムを導入しています。属性情報(年収、勤務先、勤続年数など)を数値化し、信用情報機関へ自動照会をかけた段階で、異動情報のフラグが1つでも検知されれば、人間の担当者が内容を吟味することなく即座に「機械審査による自動否決」が下されます。大手にとって、事故歴のある低属性層を個別に精査するコストは割に合わないからです。
対照的に、いわゆる「街金」と呼ばれる中小消費者金融では、大手とまったく同じビジネスモデルでは競争に勝てません。大手で弾かれた顧客層の中に眠る「過去に債務整理をしたが、現在は定職に就き真面目に返済できる人」を拾い上げることで事業を成立させています。これがネット上で街金審査甘い理由と噂される現象の正体です。
中小業者は決して審査基準を緩めているわけではなく、機械的な「減点方式」ではなく、現在の生活収支や人柄、直近の給与振込実績などを電話や対面で丹念に確認する加点方式の独自審査を行っているに過ぎません。したがって、「過去に金融事故があること」そのものだけで即落とされることはないものの、現在の返済原資が不透明な申込者は当然ながら容赦なく落とされます。