Q1:夜中に部屋の警報器から「ピッ…ピッ…」と断続的な音が鳴り続けて眠れません。今すぐ止めるにはどうすればいいですか?
A1:その音は火災ではなく、内蔵バッテリーの残量がなくなったことを示す「電池切れ警告音」です。本体の中央にある「警報停止ボタン」を押すと一時的に音は止まりますが、数時間後に再鳴動することがあります。確実に眠るための応急処置としては、本体を天井から反時計回りに回して取り外し、裏側の電池コネクタ(リード線でつながったカプラー)を指でつまんで引き抜いてください。完全に電源が切れ、音は鳴り止みます。翌日以降、必ず新しい警報器本体への交換手配を行ってください。
Q2:マンション全体の非常ベルが夜中に鳴り響いていますが、部屋の外に出ても煙は見当たりません。部屋に戻って寝てもいいですか?
A2:絶対に部屋に戻って寝てはいけません。炎や煙が目に見えない段階でも、他の階の密閉された部屋や配管スペース、地下などでくすぶっている可能性があります。まずは貴重品と防寒着を持って階段(エレベーターは絶対に使用禁止)でエントランス等の安全な屋外へ避難してください。管理員室やエントランスにある火災受信機の警戒区域表示灯を確認し、消防隊や管理会社の到着・点検によって「誤報による安全確認」が正式に完了するまでは、建物内へ戻らないのが鉄則です。
Q3:設置から10年を過ぎた住宅用火災警報器は、電池を新しいものに交換すればまだ使えますか?
A3:おすすめできません。本体ごと新品へ交換してください。住宅用火災警報器の心臓部である電子基板や煙を検知する光電式センサーは、10年を過ぎると経年劣化によって感知精度が著しく低下します。電池だけを新品にしても、いざ本物の火災が起きた際に煙を検知しなかったり、逆にセンサーの劣化によって深夜の誤作動を繰り返したりする危険性が高まります。各メーカーも設置後10年を目安とした本体一式の更新を強く推奨しています。