アングラーの間で永遠のテーマとして議論されるのが「直結か、それともスイベル(サルカン)を介すべきか」という問いである。直結推進派は仕掛けの軽さと自然なエサの漂いを主張し、サルカン派は糸ヨレの解消と絶対的な安心感を強調する。
結論から言えば、最強結束強度の真相は「道糸とハリスの号数差が1号以上離れている場合、サルカンを介した方がトータル強度は圧倒的に高くなる」という点にある。金具との結束であれば、線径差による食い込み自滅が発生しないためだ。
サルカンへの結束において、最も信頼性が高いのはパロマーノットである。ラインを2重にしてアイに通し、止め結びをしてから輪をサルカン全体にくぐらせるだけのシンプルな手順ながら、結束強度は驚異の95%以上を維持する。次点で確実なのがダブルクリンチノットや完全結び(漁師結び)だ。通常のクリンチノットはすっぽ抜けが起きやすいため、大物狙いでは避けるのが賢明である。
また、ファミリーフィッシングや手返しを重視するアングラーの間でチチワ連結のやり方と評判が話題に上ることが多い。道糸とハリスの両端に「8の字結び」でチチワ(ループ)を作り、輪同士をくぐらせて連結する方法である。チチワ連結は仕掛け交換が10秒で完了する圧倒的な機動力を誇るが、強度は約50〜60%まで激減する。アジやハゼなどの小型数釣りには最適だが、クロダイやメジナ、青物が混じる釣り場での使用は推奨できない。