青森市の冬といえば、数メートルに及ぶ圧倒的な積雪量がトレードマークだ。しかし2026年現在の現場で起きているのは、単に「雪が降る」ことではなく、「降った雪が凄まじいスピードで溶けては再凍結する」という悪循環である。
気温が氷点下からプラス5度以上に跳ね上がる「急速融雪」が起きると、市内の幹線道路や住宅街の裏道は一瞬にして川のような状態と化す。排水溝は解け残った雪塊で目詰まりを起こし、冠水被害が多発。さらに夜間、再び氷点下に冷え込むことで道路全体がスケートリンク状に変貌するのだ。除雪車の出動計画は連日大幅な変更を余儀なくされ、市土木部の担当者も夜を徹した対応に追われている。