ディスプレイ業界を包囲する世界的な供給過剰と価格破壊の波は、2026年になっても収まる兆しを見せない。特に資本力と圧倒的な生産規模を背景とする中国・台湾メーカーとの価格競争は苛烈を極めており、汎用品市場での戦いは消耗戦の様相を呈している。
JDIが掲げる「技術ライセンスビジネス」への転換や、海外企業との提携戦略は、重い設備投資リスクを回避するための賢明な選択と見られる一方で、交渉の遅れや契約内容の条件変更といったリスクと隣り合わせだ。提携先とのアライアンスが期待通りのスピードで進むか否かが、市場の警戒感を左右する大きなポイントとなっている。