カウンター越しの鉄板から上がる香ばしい湯気、手際よく盛り付けられる極上の一品。今年の地下フロアで最大のトレンドとなっているのが、調理のライブ感を前面に打ち出した限定カウンター席の拡大だ。かつてはサッと済ませる立ち食いスタイルが主流だったイートインだが、今はまったく異なる姿を見せている。ミシュラン星付きレストランのシェフが監修した特別メニューを、できたての状態で味わえる本格的なビストロや割烹スタイルのコーナーが活況を呈している。
現場の熱気は想像以上だ。「持ち帰って食べる」だけでなく、「その場で極上の瞬間を味わう」目的で訪れる客が目に見えて増加。テイクアウトとレストランの垣根を完全に取り払ったこのアプローチが、平日夜の仕事帰りや週末のランチタイムを大いに沸かせている。