日本の家電空調産業を牽引する主要各社は、それぞれ独自のアプローチで内部清潔技術を進化させている。フラッグシップモデルから普及機まで、そのこだわりは実に多彩だ。
ダイキン工業株式会社の看板モデルであるうるさらXは、エアコン内部の乾かし込みだけでなく、自発的な加湿・除湿技術を駆使して熱交換器を洗浄した後に乾燥させる高度な制御を実現している。また、パナソニック株式会社は、かつて創業者の松下幸之助が掲げた「人々の生活に役立つ高品質な製品づくり」の理念を受け継ぎ、高濃度ナノイーXと乾燥運転を組み合わせた菌抑制システムを標準搭載している。
一方、三菱電機株式会社の霧ヶ峰シリーズは、内部のファンや通風路に防汚塗装を施し、汚れの付着自体を防ぎつつ効率的な加熱乾燥を行う。さらに日立の白くまくんは、熱交換器を凍らせて汚れを一気に落とす凍結洗浄と乾燥機能を掛け合わせ、カビの発生源を物理的に断つ工夫で根強い人気を誇る。