二人の縁は、熱愛報道の数年前から静かに育まれていました。役者としての最初の接点は、2011年のNHK連続テレビ小説『おひさま』に遡ります。ヒロインの親友・筒井育子を演じた満島ひかりと、ヒロインの兄・茂樹の戦友である望月圭介を演じた永山絢斗。当時はまだ互いに挨拶を交わす共演者の一人に過ぎませんでしたが、互いの演技に対する真摯な姿勢には一目置いていたといいます。 その後、2014年のドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)で再び顔を合わせます。満島ひかりが厳格ながらチャーミングな高校教師・蜂矢りさを熱演し、永山絢斗はその幼馴染で実家の寺を継ぐ青年・蔦谷サトシ役として息の合った掛け合いを披露しました。この現場を機に、役者仲間としてのリスペクトと親密さは一気に深まっていきました。 そして二人の関係性を決定づけたのが、2017年公開の映画『海辺の生と死』での共演です。作家・島尾ミホとその夫・島尾敏雄をモデルにしたこの純文学的映画において、満島ひかりは主人公・カゲキを、永山絢斗はその恋人となる特攻艇隊長・朔中尉を演じました。
奄美大島での過酷かつ神秘的な長期ロケを通じて、満島ひかりのルーツである島への想いと、戦争の影を背負った男女の極限の愛を生き抜いた二人は、虚構と現実の境界線が溶け合うほどの体験を共有しました。舞台挨拶で互いを見つめ合う眼差しには、共演者の枠を超えた敬意と情愛が確かに宿っていました。