小泉純一郎氏との絆を語る上で欠かせないのが、次男である小泉進次郎氏と小池氏の関係性です。
進次郎氏が2009年の総選挙で初当選した際、すでにベテラン議員として存在感を放っていた小池氏は、父親譲りのカリスマ性を持つ進次郎氏の成長を温かく見守る姿勢を取っていました。進次郎氏もまた、父の盟友であり自民党内で環境大臣を務めた「先輩」として、小池氏に対して終始礼節を重んじた態度を崩していません。
もっとも、2017年の「希望の党」結党の際には、自民党の看板を背負う進次郎氏と、野党勢力を束ねて自民に対峙しようとした小池氏の間で政治的な火花が散る場面もありました。しかしそれはあくまで公的な対決であり、私的な遺恨を残すことはありませんでした。環境省出身者としての政策的共通項や、2024年の自民党総裁選・衆院選を経て重層化する政界再編の潮流の中でも、小池氏と進次郎氏は「父・純一郎氏を介した不可侵のパイプ」で結ばれており、互いに決定的な対立を避ける暗黙の了解が機能しています。