ロト6やロト7の大きな目玉である「キャリーオーバー(当せん金繰り越し制度)」ですが、ミニロトにはこの仕組みが存在しません。これには明確な制度上の理由があります。
ミニロトキャリーオーバーがない理由は、もともと「手軽に当たりを体感できる大衆向けくじ」として設計されたためです。総務省および受託銀行であるみずほ銀行の規定により、ミニロトでは該当する等級の当せん者がいなかった場合、その配当原資は次週に繰り越されず、同じ回の他の等級(原則として下位等級)に配分されて完全に消化される仕組みになっています。
この仕組みが、時に愛好家の間で伝説と呼ばれる「波乱の配当」を生み出します。たとえば、1等該当者がゼロだった場合、1等に割り当てられるはずだった数千万円規模の賞金プールが、そのまま2等当せん者たちに上乗せされます。
ミニロト2等ボーナス数字の確率は約3万4,000分の1ですが、通常時のミニロト当選金額の理論値と平均が約15万円前後であるのに対し、1等ゼロの回には2等の当せん金が100万円〜数百万円規模へと跳ね上がる現象が起きます。過去には、2等配当金が本来の1等賞金に匹敵する額に達したケースも報告されており、キャリーオーバーがないからこその「棚ぼた的な旨味」が存在することもミニロトの隠れた醍醐味です。