ネット上の検索やSNSでは「清宮の応援歌の原曲は何の曲?」「アニメや洋楽の元ネタがあるのか」という疑問が絶えません。しかし、結論から言えば日本ハムの私設応援団が作曲した完全オリジナル楽曲です。
では、なぜ原曲を探すファンが後を絶たないのでしょうか。その背景には、高校時代(早稲田実業学校高等部)に甲子園を熱狂させた数々のチャントと、プロ入り後の登場曲のインパクトが複雑に絡み合っています。
早実時代、清宮が打席に入る際に演奏されていたのは、伝統の「コンバットマーチ」や「大進撃」、そしてベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌(第九)」を大胆にアレンジした特別応援でした。さらに、清宮が好んで使用してきた歴代の登場曲(『スター・ウォーズ』のテーマ曲や、ONE OK ROCK、Mrs. GREEN APPLEなどの疾走感あるロックナンバー)の印象が強烈だったため、「応援歌にも有名な元ネタがあるのではないか」という錯覚を生み出しているのです。
日ハム応援団は、清宮がプロ入りした際、既存の流用曲ではなく「清宮幸太郎という稀代のスラッガーにふさわしい専用のメロディ」をゼロから創り上げました。その王道かつ堂々たる旋律こそが、あたかもクラシックや名曲を原曲に持つかのような品格を醸し出しています。