グローバルな視点で比較した場合、日本はどれほどの規模なのだろうか。国際連合統計部のデータを参照すると、日本国の陸地面積は約378,000平方キロメートルで、世界190カ国以上のなかで第61位前後に位置する。ドイツやフィンランド、ベトナムよりもやや広く、「小さな島国」というステレオタイプなイメージとは裏腹に、世界基準で見れば中規模以上の陸地面積を持っている。
真の驚きは海洋にある。領海および排他的経済水域(EEZ)を合わせた管理水域の面積は、約447万平方キロメートル。なんと世界第6位の大国へと跳ね上がる。広大な海は豊富な水産資源や海底鉱物資源を秘めており、海洋国家としての潜在能力の高さを物語る。
狭い島国という先入観を捨て、陸地と海を含めた広域のスケールで国土を捉え直す視点はいま、国際情勢や資源安全保障を考える上で極めて重要になっている。