拠点とする栗東トレーニングセンターでは、早朝から精力的に調教に付き添う彼の姿がある。若手騎手が台頭し、世代交代の波が押し寄せる現代競馬において、ベテランとしての存在感は増すばかりだ。調教後の取材で見せる言葉の端々からは、自身の技術に対する自負と、一鞍一鞍に対する強い責任感が滲み出ている。
JRA(日本中央競馬会)が統括する厳しい競走環境の中で、身体のケアやトレーニングに対するアプローチも年々アップデートされている。年齢を感じさせないキレのあるフォームと粘り強い追い比べは、日々のストイックな積み重ねがあってこそ成り立っているのだ。