大門節子さんの若い頃の姿は、憂いを帯びた大きな瞳と上品な佇まい、そして抜群のプロポーションが際立っていました。残されている当時のスチール写真や劇場用ポスターを見ても、息をのむような美しさが克明に記録されています。
彼女は映画だけでなく、昭和を代表する国民的テレビドラマにも数多くゲスト出演を果たしました。刑事ドラマの金字塔『太陽にほえろ!』や『特捜最前線』、時代劇の名作『水戸黄門』や『大江戸捜査網』など、名だたる番組で重要な役どころを熱演しています。
特に、どこか影のある薄幸の美女や、内に秘めた強い意志を持つ女性を演じさせたら右に出る者はおらず、ワンシーン登場するだけでも視聴者に強烈なインパクトを残しました。確かな演技力に裏打ちされた表現力こそが、彼女が単なるグラビア女優にとどまらなかった最大の理由です。