小泉今日子の不倫公表とセットで語られるのが、長年彼女のマネジメントを担い、芸能界で絶大な影響力を持つバーニングプロダクションからの独立です。トップ女優が大手事務所を離れる際、しばしば「干される」「業界内の圧力がかかる」といった懸念が囁かれますが、彼女の場合は異例の経過をたどりました。
小泉今日子は2015年の時点で、すでに自らの制作会社「株式会社明後日」を設立していました。これは単なる節税対策や独立準備ではなく、「自分の責任で舞台や映像作品を一から作り上げたい」というプロデュース意欲の具現化でした。当時のバーニング社長・周防郁雄氏に対しても誠心誠意筋を通し、長年の功績と信頼関係があったからこそ、決定的な衝突を避けつつ独立を果たすことができたとされています。
自らが経営者でありプロデューサーとなったことで、従来の「守られる立場」から「すべてを引き受ける立場」へと移行しました。スキャンダルを抱えながらも自立の道を選んだこの決断は、旧態依然とした日本の芸能システムに一石を投じる大きな転換点となりました。