ウルフドッグと一口に言っても、その血統割合や品種によって性格は大きく異なる。国際畜犬連盟(FCI)に公認されている代表的な犬種として、チェコスロバキアン・ウルフドッグとサーロース・ウルフドッグが存在する。これらは狼の血を比較的色濃く残しており、独特の行動様式を示す。
彼らは極めて高い知性と仲間への深い忠誠心を持つ反面、非常に繊細で警戒心が強い。見知らぬ人や慣れない環境に対しては激しい恐怖を感じやすく、それが時にパニックや攻撃行動へとつながる。人間が求める「扱いやすい愛玩犬」としての性格を期待すると、大きな失望と混乱を招くことになる。群れのリーダーとしての毅然とした態度を示せない飼い主のもとでは、重度のストレスを抱えてしまうのだ。