2016年の放送当時、社会現象を巻き起こした『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』は、不滅の命を生きる存在と少女の運命を描き、世界のドラマ史にその名を刻んだ。主演を務めたコン・ユの圧倒的な存在感と哀愁に満ちた演技は、視聴者の心を深く打ち、ファンタジー時代劇の新たなる基準を打ち立てた。
同作は単なるラブストーリーにとどまらず、生死の尊厳や運命の残酷さを描き切った点でも高く評価されている。その制作陣が再び集結して放つ新作となれば、比較対象となるのは他ならぬ過去の自作である。そのプレッシャーの中で、コン・ユに続く新たな象徴としてソ・イングクに白羽の矢が立った意義はきわめて大きい。