腕へのアプローチで最も思案を巡らせるべきは、その「刻む位置」だ。手首の内側や肘の上部、上腕のインサイドなど、部位によって視覚的なニュアンスは激変する。後悔を防ぐ最大のポイントは、普段のライフスタイルや仕事中の服装を綿密にシミュレーションすること。シャツの袖を少し捲くったときや、腕を組んだ瞬間にだけチラリと覗く「チラ見せ」のレイアウトは、こなれ感を格段に引き上げる。時計やブレスレットとの重ね着けを考慮して配置を決めるのもスタイリッシュな着こなしの鉄則だ。
そして気になるのが「痛み」の実際だ。結論から言えば、骨に近い手首や皮膚が薄い上腕の内側はチクチクとした強い刺激を感じやすい。対して、適度に筋肉や脂肪がある前腕の外側は比較的に痛みが穏やかで、ファーストタトゥーの施術場所としても選ばれやすい。痛みの感じ方には個人差があるが、恐怖心を持ちすぎず、施術中のリラックスした呼吸を意識することが仕上がりの美しさにも繋がる。