韓国語における数字表記の根底には、役割の異なる二重構造が存在する。ひとつは中国の漢字音に由来する「漢数字」、もうひとつは古くから使われてきた「固有数字」だ。この使い分けは、日本語で言う「イチ、ニ、サン」と「ひとつ、ふたつ、みっつ」の関係にきわめて近い。
漢数字(イル、イー、サム、サー…)は、日付、金額、電話番号、分数などの論理的・計測的な場面で威力を発揮する。一方で固有数字(ハナ、トゥル、セッ、ネッ…)は、年齢、個数、時間(〜時)を直感的に表現する際に使われる。この役割分担をスッキリ理解することが、スムーズな会話への絶対条件だ。