消費者のバスト崩れに対する不安を受け止め、アパレル・インナーウェア業界のトップ企業も製品の技術革新を加速させている。市場を牽引するユニクロ (UNIQLO) の看板商品であるエアリズムブラトップは、従来の「解放感」に留まらず、立体的な内部カップ構造とアンダーゴムの密着度を年々進化させてきた。汗を逃がす快適性と適度なホールド力を両立させる試みは、幅広い年代から高い評価を得ている。
一方で、老舗インナーメーカーである株式会社ワコールは、自社の人間科学研究開発センターが蓄積した膨大な体型データを駆使。「楽でありながら流れない」をテーマに、カップ裏の補正構造やサイドの引き上げパネルを独自開発し、バストの横流れを抑える高機能インナーを市場へ投入した。さらにGU(ジーユー)などのプチプラブランドも、若年層に向けたホールド力重視のブラトップラインアップを拡充しており、市場全体の底上げが進んでいる。