作者である松本光司氏が織りなす独特の世界観は、連載初期から読者の度肝を抜き続けてきた。週刊ヤングマガジン編集部での連載当時、丸太がメイン武器として大活躍する展開について、制作現場では様々な議論や試行錯誤があったという。
関係者の証言によると、当初は一般的な刀剣や弓矢による泥臭い戦いがメインとされていた。しかし、作画のダイナミズムと「圧倒的な絶望に立ち向かう人間たちの力強さ」を視覚的に表現する結果、あの丸太というシンボルに行き着いたとされる。緻密な背景描写と、豪快に描かれる大木のアクションシーン。この対比が生み出すグルーヴ感こそが、松本光司氏の真骨頂と言えるだろう。