前世代機を支えたDUALSHOCK 4の時代から、スティックの耐久性はユーザー間で熱く議論されてきた。そして次世代のゲーム体験を切り拓くべく登場したPlayStation 5の専用コントローラーDualSenseでは、触覚フィードバックやハプティックトリガーといった驚異的な革新が盛り込まれた。システム設計を統括するマーク・サーニー氏が掲げた「圧倒的な没入感」は、世界中のプレイヤーを魅了した。
開発元であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、操作感の追求と応答性の向上を両立させるため、入力精度の感度を極限まで高めた。だが皮肉にも、入力感度が鋭敏になったことによって、ポテンショメータの微細な劣化やわずかなゴミの侵入に対しても過敏に反応する側面が浮き彫りとなった。高機能化への進化と物理的な摩耗耐性との間には、常に技術的なトレーディングオフが存在している。