難関校合格者を多数輩出するトップ講師たちの授業には、市販の参考書には書かれていない独自の視点が凝縮されている。たとえば、東進ハイスクールをはじめとする名物講師として知られる林修は、単なる文章の要約にとどまらず、著者の論理構造を完璧に解剖する解法を提示し続けてきた。トップ層の生徒たちが実践しているのは、そうした一流講師の思考プロセスそのものを「完コピ」する技術だ。
一般の受験生が「問題を解くこと」自体を目的化しがちなのに対し、最難関を目指すグループは「採点官がどのような答案を求めているか」という出題者側の視点から逆算して答案を作成する。論理の飛躍を一切許さない緻密な記述力、採点基準を見抜いたキーワードの配置――こうした「答案作成の裏技術」こそが、模試での圧倒的な高得点を支える隠れた要因となっている。