3年ごとに開催されてきた「岡山芸術交流」は、世界的なアーティスティック・ディレクターを招き、岡山市内の歴史的建造物や小学校跡地などを会場にして現代アートを散開させる国際展だ。この取り組みは、岡山という街の風景そのものをアートのキャンバスへと変貌させた。
トリエンナーレの開催年でなくとも、街のあちこちには作品の痕跡やパブリックアートが残り、カフェやパブリックスペースにもアート思考が息づいている。美術館の壁を飛び出し、都市全体が美的な実験場となっている感覚は、他の地方都市にはない岡山の特筆すべき魅力だろう。