世の中に法廷ドラマは数あれど、本作のように「善悪の二元論」を徹底的に解体してみせた作品は他にない。リーガルコメディという軽妙洒脱なパッケージを採用しながら、その中身は最も硬派でシニカルな人間讃歌に仕上がっている。
愚かで、欲深く、見栄っ張りな人間たち。古美門研介は彼らを激しく罵倒しながらも、決して見捨てずに法の力で救い出す。完璧な善人などどこにもいないという前提に立ち、泥沼の中で最善の手を打つその姿は、逆説的に人間の尊厳を肯定しているのだ。
痛快なマシンガントークの裏に潜む、冷徹で優しい人間観察の眼差し。それがある限り、古美門研介という怪物の名は、これからも日本のドラマ史の頂点に君臨し続けるに違いない。 (出典: リーガル ハイ 弁護士(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る