ストレート系の施術を受けた男性が最も後悔しやすいのが、毛先までピンと真っ直ぐになりすぎる「針金ヘア(カッパ状態)」です。この失敗が起きる最大の原因は、施術メニューの選定ミスと過度なアイロンワークにあります。
根本的な仕組みとして、ストレートパーマと縮毛矯正はアプローチが大きく異なります。ストレートパーマは主にパーマ落としや軽いボリュームダウンを目的とし、薬剤(還元剤)の力のみで髪の結合を一時的に緩めて整えます。一方、縮毛矯正は薬剤で結合を切断した後に180度前後の高温アイロンで熱プレスを施し、完全に直毛の状態で再結合させて固定する技術です。
頑固なくせ毛を伸ばそうとして強い縮毛矯正をかけたり、メンズ特有の短いレングスに対して根元から過度な熱プレスを加えたりすると、髪のタンパク質が熱変性を起こして柔軟性を失い、板のように硬い質感になってしまいます。くせ毛のうねりを完全に消し去りたいのか、あるいは適度な毛流れを残したナチュラルストレートにしたいのかによって、選ぶべき薬剤と技法は明確に分かれます。