就職活動やアルバイトの応募書類において、「生徒」と「学生」の表記ミスは採用担当者にどのような印象を与えるのでしょうか。大手企業の人事採用責任者やキャリアアドバイザーの証言をもとに、現場の実態を検証しました。
履歴書における学生生徒表記の鉄則は以下の通りです。
- 高校在学中のアルバイト応募:学歴欄に「〇〇高等学校 在学」または「〇〇高等学校 卒業見込み」と記載し、自己PR等では「高校生」「生徒」と書くのが無難(「学生時代」と書くのはマナー違反とみなされる場合がある)。
- 大学生・大学院生の就職活動:「〇〇大学 卒業見込み」と記載し、自己PRや志望動機では「学生時代に注力したこと(ガクチカ)」と記述する。
- 高専(高等専門学校)の場合:1〜3年次は高校相当、4〜5年次は短大相当ですが、学校教育法上の扱いは全学年を通して「学生」です。履歴書でも「学生」表記で統一します。
都内大手人材サービス会社で新卒採用を担当するシニアディレクターは、選考時の印象について次のように語っています。
「大学生の面接で『高校時代の生徒会活動』について話すこと自体は何ら問題ありません。しかし、大学での経験を語る際に『生徒時代に研究したテーマは…』と口走ってしまう応募者が稀にいます。言葉の定義を正しく理解していないだけでなく、義務教育や指導される側の意識(生徒感覚)から脱却できていないのではないかという懸念を抱かせる要因になります」(採用担当者の証言)
ビジネスの場では、中学生高校生の呼称マナーとして外部の人間が「〇〇高校の生徒さん」と呼ぶのが正しい敬称です。学校側も対外的には「本校の生徒」と表現し、決して「本校の学生」とは呼びません。