多くのドライバーにとって、立ち寄りの最大の動機となっているのが「食」です。道の駅ご当地グルメの評判を分析すると、既存の「高速道路SA・PAの画一的なメニュー」とは対照的な、地域色全開のディープな食体験が支持されていることが分かります。
例えば、北海道・厚岸町の「道の駅 厚岸グルメパーク」では、特産の生牡蠣を通年で楽しめるバッテラや蒸し牡蠣が名物となっており、これを食べるためだけに片道数百キロを運転してくるファンも珍しくありません。また、静岡県の「道の駅 伊豆のへそ」に併設されたいちご専門店では、伊豆特産の紅ほっぺを贅沢に使ったスイーツがSNSで爆発的な拡散を見せています。地元ブランド牛のプレミアムハンバーガーや、港から直送された朝獲れ海鮮丼など、専門料理店顔負けのクオリティをリーズナブルに味わえる点が最大の強みです。
また、物販エリアの核となる道の駅の農産物直売所では、毎朝近隣の契約農家から届く新鮮な野菜や果物がスーパーの2〜3割引きの価格で並びます。さらに、道の駅の人気お土産の詳細まとめを見ても、大手菓子メーカーの既製品ではなく、施設内の工房で焼き上げる手作りパンや、地域限定のクラフトビール、伝統製法の無添加味噌といった「その土地でしか買えないクラフト感」が購入者の心を捉えています。