SNSや5ch、知恵袋には脱毛サロン倒産に関する悲痛な書き込みが今も続々と投稿されている。ある20代女性は「全身脱毛の契約で30万円を一括で払った翌月に倒産の張り紙を見た。泣き寝入りするしかないのか」と投稿。別の利用者は「倒産の3日前に『今契約すれば半額』と言われて追加契約をしてしまった。完全に騙された」と怒りをあらわにした。こうした声に共通するのは、「倒産の前兆に気付けなかった」という後悔と、「誰も守ってくれない」という諦めの感情だ。
一方で、ネット上には「倒産するようなサロンを選んだ自己責任」といった冷ややかな反応も少なくない。しかし、脱毛サロン倒産の本質は、利用者のリテラシー不足に帰する問題ではない。法規制の抜け穴を突いた「前受金ビジネス」の構造と、倒産を前提としたかのような急速な出店戦略を放置してきた業界全体の問題だ。利用者を責めるのではなく、なぜこのような被害が繰り返されるのかを問う視点が必要だろう。