【はたらく細胞】ヒスタミン大量放出の真相と花粉症の仕組みを徹底解剖

【はたらく細胞】ヒスタミン大量放出の真相と花粉症の仕組みを徹底解剖

【はたらく細胞】ヒスタミン大量放出の真相と花粉症の仕組みを徹底解剖に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

医療情報やアニメの描写に関して、ネット上で散見される代表的な誤解を専門的な見地から正しく解説します。

誤解1:「肥満細胞」は太っている人だけに多い細胞?

名前の響きから「体脂肪が多い人に特有の細胞」と勘違いされがちですが、肥満細胞(Mast cell)は体型に関係なくすべての人の皮膚や粘膜、血管周囲に存在しています。顕微鏡で観察した際に、内部に栄養(顆粒)をパンパンに蓄えて丸く太っているように見えたことから、ドイツ語の「Mastzellen(肥育細胞)」を日本語に直訳して命名された歴史的経緯があるためです。

誤解2:ヒスタミンは完全に体内から消し去るべき?

アレルギーの原因物質として忌み嫌われるヒスタミンですが、脳内枢機においては中枢神経系の神経伝達物質として「覚醒状態の維持」「集中力や記憶力の向上」「食欲の抑制」という極めて重要な生命維持機能を担っています。初期の第1世代抗ヒスタミン薬を飲むと激しい眠気や頭のボーッと感(インペアード・パフォーマンス)が生じるのは、脳内のヒスタミンの覚醒作用までブロックしてしまうことが直接の原因です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。