枡形中学校への進学を語る上で欠かせないのが、学区を構成する小学校との接続です。本校の学区は、川崎市多摩区枡形を中心に、東生田、生田、登戸の一部エリアをカバーしています。中でも川崎市立東生田小学校からの進学が生徒構成の中核を形成しており、地域の児童館や公園で共に育った仲間がそのまま中学校へ移行するケースが多く見られます。
小学校から中学校へ進学する際のいわゆる「中1ギャップ」に対しては、学区内の小学校と中学校の教員間で合同研修や情報共有を密に実施。入学直後からクラス内での孤立を防ぐグループワークやオリエンテーションが綿密に組まれており、新しい人間関係への移行は極めてスムーズです。生田小学校や登戸小学校側から進学してくる少数派の生徒に対しても、部活動の仮入部期間などを通じて自然に溶け込めるよう配慮されています。
気になる高校進学実績と学習面について検証します。神奈川県の公立高校入試制度において重要な鍵を握る内申点(調査書評定)に関して、枡形中学校は極端に厳しすぎたり甘すぎたりすることのないバランスの取れた評価基準を採用しています。定期テストは教科書の基礎事項から応用・思考力を問う良問まで整然と構成されており、日々の宿題提出や授業態度、小テストを地道に積み重ねる生徒が順当に評価される仕組みです。
卒業生の進学先は、多摩区内の最難関公立校である神奈川県立多摩高等学校(偏差値68前後)をはじめ、近隣の進学校である生田高等学校(偏差値60前後)、新城高校、百合丘高校、麻生高校などへ手堅く合格者を輩出しています。また、小田急線沿線という交通利便性を活かし、都内や神奈川県内の私立高校(中央大学附属横浜、桐光学園、日本大学系列校など)への推薦入試や併願優遇を活用する家庭も増加傾向にあります。塾通いと学校の授業を両立させながら、各自の偏差値と適性に応じた進路実現を果たす生徒が多いのが実態です。