右派と左派の違いとは?保守・リベラルとの決定的な差を徹底解説

右派と左派の違いとは?保守・リベラルとの決定的な差を徹底解説

右派と左派の違いとは?保守・リベラルとの決定的な差を徹底解説について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

政治の世界で使われる「右」と「左」という表現は、比喩ではなく、1789年のフランス革命期に開かれた国民議会における「実際の物理的な座席位置」に由来します。当時の議事録や歴史資料によると、議長席から見て右側の座席には国王の特権維持やカトリック教会の権威を守ろうとする「現状維持・穏健派(王党派・フイヤン派など)」が陣取りました。対して左側の座席には、身分制度を打破し、王政を廃止して共和制を目指す「急進的変革派(ジャコバン派など)」が集結したのです。

この着席ルールがそのまま定着し、政治の世界では以下のように分類されるようになりました。

  • 右派(右翼):歴史や伝統、秩序、既存の制度を重んじ、急激な破壊や変革を避けて漸進的な改善を好む立場。
  • 左派(左翼):既存の不平等や抑圧的な構造を打破し、理性と人権、平等を旗印に社会を根本から作り直そうとする立場。

ここで多くの読者が疑問に感じるのが、「右翼・左翼」と「右派・左派」の言葉のニュアンスの違いです。街宣車を走らせる行動右翼や、昭和の学生運動で火炎瓶を投げた新左翼のような過激な集団を連想して警戒感を抱く方も少なくありません。政治学上、思想的傾向そのものを指す場合は「派(Wing/Faction)」と呼び、その主張が極端化・先鋭化した勢力を「翼(極右・極左)」と呼んで区別するのが通例です。さらに現代では、中央に近い穏健な立場を「中道右派」「中道左派」と呼び、民主主義国家の政策論争の多くはこの中道領域で展開されています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。